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窓の断熱材の種類や費用とは?市販で行う方法と業者による施工の違いも紹介

2020年06月03日
アパート

最近のマンションはもちローン戸建て住宅でも、壁面や天井などに断熱材がつけられていることが一般的で、断熱性能は高くなっています。しかしどれほど断熱材を敷き詰めても、ウイークポイントがあります。それはガラス窓のことです。元来熱は温度が高い場所から低い場所に移動して一定の温度になろうとする性質を持っています。夏場は屋内を冷却しても、外部から熱い空気が移行することになり、冬場では逆に暖房で温められた空気は外部に移行します。この熱の出入口がガラス窓になるのです。実に夏場には7割、冬では5割ほどの熱が、ガラス窓を介して移動しているそう。そこでポイントになるのが、断熱材を窓にプラスすることです。その方法には幾つかの種類があり、施行するにあたっては業者に依頼することが前提になるものから、ホームセンターで市販されている商品もあります。それぞれの種類の特徴や費用などはどのようになっているのでしょうか。
一番効果的な方法は二重窓に取り替えることです。二重窓とは新たに内窓を設置する方法です。断熱効果の高い空気層が形成されるため、断熱性能が高いのが特徴です。内側を断熱ガラスや複層ガラスにすれば、さらに断熱性能は高まります。しかし施工は業者に依頼する必要があり、1箇所あたり8万円から10万円強ほどの費用がかかります。
断熱コーティングという方法は、ガラス専用のコーティング剤を塗布して乾燥させるというものです。コーティング剤には赤外線吸収剤や金属被膜を液体化させたものなどの種類があります。断熱コーティング剤自体はホームセンターで4000円から6000円ほどの値段で市販されています。しかし様々な種類があり、色ムラなく均等な被膜を形成するのは難しいので、専門業者に依頼する方が効果的です。コーティング剤塗布を業者に依頼するときの費用の相場は1平方メートルあたり1万から2万円ほどになっています。
ガラスに張るタイプの断熱シートを利用する方法もあります。シート自体には防音性や紫外線カットなど色々な機能性を合わせ持つタイプも発売されています。市販されている断熱シートは1000円前後からとかなりリーズナブルですが、効果が安定しなかったり1年ほどで断熱性能がなくなるので、定期的な張替えが必要になります。断熱シートを専門に扱う業者に依頼すれば、10年程度と長持ちで性能も安定します。業者に窓用シートを依頼する費用の相場は、1平方メートルあたり14000から18000円ほどです。