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家を建てるならオール電化と都市ガスのどちらを選べばいい?メリット・デメリットを紹介

2020年09月14日

都市部やその周辺エリアで新築住宅を建築するときに問題になるのは、オール電化を採用するか都市ガスを利用するかいずれの選択肢を選ぶかという点です。誰もが一度は頭を悩ませるこの課題ですが、それぞれに一長一短があるので一概にどちらを選択するべきかの結論を出すのは困難です。そこで結論を出すための結論の一助に役立てるべく、それぞれのメリットとデメリットを検討してみましょう。
まずコスト面で比較してみると、都市ガスはガス供給網が設置されている限り、特段の設備を必要としません。新築住宅ならガス管の敷地内の設置工事と専用コンロを用意すれば足ります。プロパンガスのように所定の設備を別途設置する必要はなく、プロパンガスより価格が安いのもメリットです。
これに対してオール電化はIH区キングヒーターやエコキュートの設備導入などの設備が必要で、相応のイニシャルコストが発生します。オール電化のグレードによっては初期費用がかなりの金額に上る可能性があります。反面オール電化を利用すると、深夜の電気料金が安くなります。
最も通常の電気料金プランに比較すると、日中の電気料金はむしろ割高になるので、お得感を実感できるかは、ライフスタイルの違いに左右されます。
次に安全面で比較してみると、オール電化の場合は屋内で火を使用することがなくなるので、火災のリスクを大幅に低下するのはメリットです。都市ガスの専用コンロにも安全装置が実装されていますが、やはり火を使用するか否かは防災面では、オール電化のメリットが強く意識されそうです。特に火を使用することに懸念がある年配者が家族にいる場合は、この点が重視されるかもしれません。
地震など自然災害時はどうでしょうか。オール電化の場合、送電網が回復するまですべての機能は利用することはできなくなります。この点は都市ガスもガス供給網がダメージを受けると使用するのは困難です。
調理面ではどのような違いがあるのか。この点は案外明暗がはっきりしており、オール電化では火力を使用することができないので、高温過熱が苦手で料理の仕上がりにも影響します。これ大して都市ガスなら火力を自由自在に利用できるので、料理のメニューを選びません。しかし料理をあまり家で作る機会がないライフスタイルの方では、むしろ火を使用しないオール電化の方が安心感は強いとも考えられます。
このようにオール電化と都市ガスにはメリットとデメリットがあります。どちらを選択するかは、新築住宅でのライフスタイルを想定して決断することが求められます。