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低予算で家を建てるのにおすすめの「ローコストハウスメーカー」とは?

2020年05月15日
おしゃれな家

一般的なハウスメーカーに依頼すると、坪単価は50万円から80万円代くらいが相場で、高級指向だと100万円を超える場合もあります。ところが、中には坪単価20万円代から40万円代の坪単価で、注文住宅に対応するハウスメーカーも事業展開しているそう。それがローコストハウスメーカーと呼ばれるハウスメーカーのことです。どうして低予算で注文住宅を建築できるのか、基本性能や住み心地は快適なのか、気になるところではないでしょうか。そこでローコストハウスメーカーの特徴と坪単価の安さの理由などを検討してみたいと思います。
一般的にローコストハウスというのは、坪単価が40万円前後か、工事総額が2000万円までの予算で収まる注文住宅のことを意味しています。一般的な注文住宅が坪あたり60万円前後で、工事総額は3000万円前後に上るので、ローコスト住宅の価格の安さは明らかです。それでは何故、これほどの安さで注文住宅を建築することが可能なのか。その理由は無駄なコストの徹底削減と施行工程の簡略化や合理化を徹底する点にあります。大手ハウスメーカーでは、広告宣伝費用やモデルハウス展開などの色々な経費を負担し、受注した住宅の建築費などに転嫁しているのです。
これに対してローコストハウスメーカーではモデルハウスを保有せず、広告はもっぱらネット広告に限定し、さらには資材の仕入れも販路開拓による直接購入などで中間マージンをカットし、工事費の削減に努めています。
またローコストハウスメーカーの注文住宅は、標準仕様を設定しデザインの自由度は犠牲にしつつも、壁面を少なく間仕切りも最小限に抑えて屋根も切妻など、総じてシンプルなデザインにすることで工事費を抑制し建築費総額を安い値段に設定することが可能です。具体的には同じ資材は標準仕様を設定し、必要な部品などは規格化することで同じ材料は大量発注することは可能になり、作業工程も簡略化することができます。これまでは熟練した大工の技術を抜きにしては安定した仕上がりを確保するのは困難でしたが、資材を大量発注し部品を生産することで現場では組み立てる工程が注進となり、さほどの熟練技術を必要としなくなりました。その結果がローコスト住宅に結実しているわけです。したがってローコストハウスメーカーで注文住宅を依頼しても、オプションなどを追加するとすぐにお予算オーバーになります。デザイン性などは妥協せざるを得ないことを念頭におくことがポイントです。