活字離れ
皆さんもこの活字離れについては、ある意味もうお馴染みの現象とも言えるでしょう。
活字離れは、出版不況がとやかく言われるよりもずっと前から言われていたことで、決して最近に始まったことではないでしょう。
特に子供や若者が本を読まなくなったということはかなり前から言われており、専門の教育者に言わせれば由々しき事態とも言えます。
また子供だけではなく、大人も同じように活字離れが進んでいると言えます。実際に日本人の読書量及び読書時間等、読書に関する統計を調べてみると、長年それらの数値がずっと下がりっぱなしの状態にあることがわかります。
日本人は老若男女を問わず、着実に本を本を読まなくなっています。
そうなってしまった理由については、幾つか簡単に思いつきます。
例えば、それに最近では本に手を伸ばさなくても、簡単に利用できるメディアが幾らでもあります。
便利さ、使い勝手のよさ、引き出される情報の目新しさ、刺激等といった点から見れば、本はこれらと勝負になりません。
こうしたより便利で面白いメディアが普及したため、この活字離れの現象に一層の拍車がかかる結果となりました。
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読書をしている人
一昔前なら電車や地下鉄等に乗ったとき、読書をしている人を多く見かけることができました。ところが最近は、昔に比べて電車や地下鉄で本を読む人が減ったとは思いませんか。
今や読書に代わって、多くの人が電車や地下鉄の中でも携帯電話を手にとって見ています。
電車や地下鉄に限らず、自宅でも本を読まないであろうことは、想像に難くありません。
活字離れで読書時間や読書量が減った理由は、勿論こうした新しいメディアの台頭と普及があります。
またこうした事象に関連するものとして、余暇時間の過ごし方の変化、言わば多様化があります。日本が経済的に豊かになり、日本人の生活水準も向上するにつれ、余暇の過ごし方も変化しました。日本人の所得水準が上がったことから、車の保有台数が増え、同時に交通手段も発達したことから、余暇としてドライブや旅行を楽しむ人が増えました。
それ以外にも余暇の過ごし方は非常に多様化しました。従って余暇には家で読書をして過ごす、という人は大きく減少しました。
それと更に、出版不況に大きな影響を及ぼしている現象があります。これは何も出版業界だけではなく、日本国内の多くの業界にも同じことが言えるのですが、やはり少子化のもたらす影響が大きく響いています。子供が急激に減り続け、それが若者及び青年層の人口の減少に繋がっているため、出版業界の市場規模全体が縮小を続けています。
ある意味先にあげたメディアの多様化と連動して、出版不況に拍車をかけていると言えます。
勿論少子化のもたらす影響は出版業界だけの話ではありませんが、将来的に見ても、短期的には少子化に対する根本的な対策がないため、少子高齢化はしばらく続くと予想され、それがもたらすひずみ、問題を解決する手段も見つかっていません。
少子高齢化とそれが引き起こす問題は、今後もしばらく出版業界の頭を悩ませることになりです。