鍵を出す様子

注文住宅を作るときに不可欠のパートナーとなるのがハウスメーカーです。知名度の高さや企業規模などには違いがあるものの数多くのメーカーが事業展開しています。ハウスメーカー選びはマイホームの仕上がりに直結する問題だけに、絶対に失敗は避けたいところです。それでは数あるハウスメーカーの中で何を基準に選別すればいいのかが大きな課題になります。
ただし前提として予算はどれほど用意できるか、建築完成の時期・デザインの方向性や建築工法などはある程度の青写真を描いておけば、メーカー主導の家づくりで進行するのを回避することができるでしょう。特にデザインや建築工法は明確な希望があれば絞り込みやすいものの、初めて家づくりを行う方が殆どなので、いくつか資料請求をしてみてイメージを具体化することをおすすめします。複数のメーカーを一挙に比較対象したいときは、カタログの一括請求に対応する専門サイトも運営されています。
それではどのようなポイントで、ハウスメーカーを選択するべきでしょうか。選び方でまず確認しておきたいのは、何よりもハウスメーカーの信頼性や評判です。住宅展示場に赴けば営業マンが対応しますが、実際の評価は購入者の経験談を参照することでリアルなところを知ることができるはずです。マイホームは一生に一回の買い物なので、顧客からの満足度の高いのであれば、信頼性も高いと判断できます。ナマの口コミを参照するために、専門のサイトなども積極的に参照して下さい。
建築工法の選択は、そのまま完成後のマイホームの耐震性や耐熱性・防音性などに直結します。地震が多い日本なので耐震性が重要なのは言うまでもありませんが、お住まいの地域により気候の特性も異なります。寒い地域なら気密性が重視され、暑い地域はむしろ風通しがよく断熱性の優れた家など、気候風土に合わせた建築工法を選ぶのが大事です。
そしてマイホーム完成まで付き合うことになる、ハウスメーカーの営業マンが信頼に足りるか・人間的に相性がいいのかなども重要なポイントです。住宅展示場などで対応した営業マンは、契約が成立すればそのまま担当者に就任します。営業マンはハウスメーカーそのものと考えて慎重に判断するべきです。そして坪単価を比較するときは、何をもって単価を算出しているのか根拠が大事です。延べ床面積あたりの坪単価が一般的ですが、総施行面積で坪単価を算出しているハウスメーカーもあるのでよく確認して下さい。